キッズピアノレッスン内容(例)
「読譜力」「音感」を育て、「表現しようとする歌心」と「ピアノを弾くための手や体」をつくるレッスンから始めます。
1、楽譜を読む
いきなり音符読みから入らず、「高い、低い」「上がる、下がる」を理解します。一つ一つの音符が読めることはもちろん大切ですが、音符の動きと鍵盤上の動きを理解していないと指はついていけません。
指番号を言いながら、ドレミで歌いながら、リズムを数えながらなど様々な要素を取り入れ音符を指で追う、目で追う、先を読む力をつけていきます。
2、聴く・歌う
「リズムとソルフェージュ」のテキストを使い、音感をつけていきます。
階名で音程に注意して歌ったり、言葉に合わせてリズムを叩いたりします。
3、弾く
- ・全身・手・腕・肩・手首などの脱力
- ・正しい手の形
- ・指の筋力強化、独立の体操
- ・指の付け根からの基本の動き
4、楽典・ワークブック
ワークブックを使用しながら音符や記号を覚えていきます。テキストに出てきた音楽用語はノートに書き、わかりやすく語源を説明しながら学んでいきます。
「読譜」「リズム」「音感」「楽典」「テクニック」の基礎の5分野を統合していきます。いろいろな能力をバランスよくつけることで能率も効率も良くなります。この基礎の5分野を柱に「聴いている人の心に届く演奏」へとつながる力をつけていきます。
使用教材一例
ユリミュージックキャンパスでは長年の指導経験から効率よく楽しく読譜能力が身につく教材を使用しています。美しい音で豊かな表現力をつけ、自分で音を奏でる楽しさを味わってほしいと考えております
バスティン シリーズ
導入期には、音を奏でる楽しさ・面白さを体感します。
音の高低や音階、指番号、リズムなどを学びながら読譜力をつける土台を作っていきます。
昔からピアノのテキストといえば「バイエル」ですが、最近ではバスティンが主流となってきています。
バスティンのパーティーシリーズでは音の高低と脱力から始まり、指番号で連続置き換え(指を見ないで楽譜を目で追って弾く)の練習をすることで、初見演奏(初めて見た楽譜を弾く)が出来るようになっていきます。
バイエル
長年使用されているバイエル教本ですが、出版社によって内容が少し違っています。当教室ではスムーズに進められるよういろんな出版社のテキストを研究しております。無理なく進められるよう他のテキストと併用しながら指導しております。特に保育士や幼稚園教諭を目指す方はバイエルを使用しておりますのでご相談ください。
その他の教材
- みんなのオルガンピアノシリーズ
- ぴあのどりーむシリーズ
- ピアノランドシリーズ
- バーナムシリーズ
- ピアノスタディシリーズ
- メトードローズ 他
ユリミュージックキャンパスでは講師によって指導法にムラがないよう定期的に講師研修を行っております。
ただテキストを与えレッスンをパターン化せずに常に新しいものを取り入れ、色々なものをアレンジしたレッスンを行っております。
バスティンメソッドを軸としておりますが、生徒さんの個性、保護者のご希望を聞きながらテキストを決めさせていただいております。
どのテキストもブルグミュラー、ソナチネにつなげていき、高度なテクニックで自由な表現力を身につけます。
ピアノを始めるにあたり
- ご自宅には必ず鍵盤のご用意をお願いいたします。
ピアノがあるのが理想ですが、鍵盤が88 鍵ありペダルがついているものであれば電子ピアノでも結構です。 - ピアノの上達にはご自宅での練習が不可欠です。毎日の練習が習慣になるよう心掛けましょう。
小さなお子さまの練習について
- お子さまにとって読譜は大変困難なものです。少しずつ永い目で見守ってあげてください。
- ご自宅での練習の際には、できる限り保護者の方がお付添いください。
- 練習時間は短時間・集中できる範囲で構いませんので、毎日声かけをしてください。